Social Media

GREE

MixiアプリPC版の開始と共に、モバゲーがオープン化を発表すると、ブログ最大サービスのアメブロが「Amebloなう」というサービスをリリースさせる事を発表し、昨日にはGREEFacebookと同じ様に外部サービスとの連携の一環として、Twitterと同じ140文字仕様を導入してPCサイトをリニューアルさせる事を発表し、同時にiPhoneアプリの開発にも着手すると発表がありました。GREEの田中社長は「日本人全員にGREEを使ってほしい」という事を伝えています。また、Mixiアプリが携帯でも本日よりスタートして、いよいよSocial Mediaで活躍しそうなプラットフォームが一通り揃った感じが出てきましたね。その反面で、ドリコムがブログ事業から撤退を昨日発表しました。

世界中のブログで使われている言語は日本語が一番多いと言われてきた日本ですが、今後はブログや日記という形ではビジネスモデルが広告以外に広がりにくいので、より頻繁で簡単に利用できる”つぶやき”と言われる様なユーザーコミュニケーションが一般的には主流となってきそうです。

個人メディアの時代になったと言われていましたが、結局それだけで成り立つビジネスでは汎用性が無いという事なんでしょうね。その一方でGREEアイテム課金と言われる個別課金の収益が右肩上がりとなっています。こういう形でユーザーの活動が活発になっているサイトは広告主としても出稿したくなるので、広告収益も伸びていますね。ちょっと前のハンゲームに似た収益構造です。

日本市場のデジタルマーケットでは、携帯ビジネスが非常に浸透しているので、まずは携帯でどれ位の盛り上がりが出来るか、その後、盛り上がっている部分を上手く活用して持続させる形にプラットフォームが変形しながら、それに対応してコンテンツプロバイダーが遊びを提供し続けられるかですね。

あまり知られていない事実としては、Flickrは元々はオンラインゲームの一部分だったという事です。
その中で使われている画像保存機能を伸ばして、今日のサービスが出来上がっているという形になっています。
ユーザー間の繋がりの深さや個性が違うそれぞれのプラットフォームに在籍する住人(ユーザー)達がどう反応するか、楽しみですね。

また、各社はモバイルで米国のプラットフォームプロバイダと差をつけて、中国での展開を着々と進めています。
中国市場は厳しいですから、簡単には行かないと思いますが、是非日本企業が世界で勝負して行く土台になって貰えればと願っています。