『コレジャナイロボ』

面白いコンセプトだ。
キャラクターはいつもあるコンセプトを基に作られるのだが、子供達を中心に考えて、同意出来るものを作る事が多い。大人はそれを子供心として理解出来るレベルである。

しかし、これは・・・子供も同意出来るが親が恐れている事を堂々とコンセプトにしている・・・オモシロイ。というか、欲しい。

ザリガニワークスが企画した子供向け玩具。ホームセンターで売っている木材を組み立ててペンキを塗り、顔などはマジックで手描きという質素なロボットである。これを子供へ与え、「欲しかったのはこれじゃなーい！！」プレゼントを開けた子供から発せられる悲痛の叫び。楽しいはずのクリスマスが突如、修羅場に。こんな経験ありますか？できれば避けたいものです。
しかし人生、欲しい物が何のリスクもなしに手に入るなんて話はそうはありません。欲しい物を手に入れる為には努力も必要だという事を何らかの機会に知っておくのも良いでしょう。
「コレジャナイロボ」はその絶妙な偽物感、カッコ悪さにより、その事をお子さまにトラウマ級の効果をもってお伝えする事でしょう。
情操教育玩具として是非お試しください。

コレジャナイロボ