ソフトバンクの価格戦略

本日のソフトバンクの料金の記者会見から・・・孫社長がMNP前夜に価格戦略を発表した。
孫社長曰く、既存の仕組みは複雑になっていて、一般ユーザーどころか、専門家の自分達も分からない。(確かに・・・)

それを分かりやすく理解する為のプランとして、AU(オレンジプラン)とDocomo(ブループラン)の全てのプランの200円割引を提供すると打ち出した。(これは分かりやすい文句だが、既存の体系が分かっていないと、お得感という意味では微妙・・・乗り換える理由にはなるか・・・)他社が値下げをした場合は24時間以内に対応。(値上げをした場合はどうなるんだろう?)

その他に「予想外割」(ゴールドプラン)という物が発表された。(これは面白いと思う。特にネーミング)
期間限定の割引プランだ。受付期間は10月26日〜1月15日迄。


予想外① 通話料0円!一部時間帯は200分迄だが、それ以外は全てSB同士は無料(これはお得だね。)
予想外② メール料0円!(SMSに限るという事でSB同士のみの文字制限有りだが、充分価値のあるプランだ。)
予想外③ 月額料(最大)2ヶ月無料!(なるほど)
予想外④ パケット定額(最大)2ヶ月無料!(なるほど)
予想外⑤ 2ヶ月以降は基本料9600円が70%OFFで2880円!(ほほう。ウィルコムより安価な提供とは。予想外だ。)
予想外⑥ 明後日店頭で打出されるとの事(端末販売に関する割引または得点プランなのだろう。)

まとめのスライド。なんだか、分かりやすいし、面白い。
10月26日〜1月15日迄に申し込めばずっと割引だそうな。


「1月16日以降は基本料金は9600円に戻るかも知れない。」との孫社長のコメント。
この期間限定の打出しに寄ってどれ位MNPの効果が出るかが楽しみだが、これだけインパクトのある割引だと結構な効果が得られそうだ。

Y!BBの際は現場の混乱から対応の悪さ等でせっかくのスタートダッシュを躓いたが、今回も販売店等を扱う代理店は相当混乱するだろう。

孫社長曰く、新規加入者の内80%は「予想外割」を選ぶであろうといっていたが、現在業界三番手のソフトバンクが15百万台からどの程度シェアを取れるかに期待が高まる。

素人はどういう反応をするかと、家に帰って妻に説明してみると、「え〜、どうしてそんな事が可能なの?」とびっくりしていた。会見でも収益性について質問が出ていたが、スーパーボーナスによる割賦への契約切替等で財務負担は相当軽くなる筈なので、事業的にはシェアさえ高められればやっていけるのだろう。

いつもながら、孫社長の戦略には圧巻の一言である。