NHKオンデマンド苦戦 スタートから半年、採算の道険し

NHKオンデマンドが始まって半年あまりが経過したが、利用は予想を大幅に下回っている。朝ドラのヒット作を無料配信などテコ入れしたが、赤字解消にはほど遠い。
NODは昨年12月のスタート当初、番組購入者を「今年3月に月間8万1000人」と予想(パソコンとテレビの合計)。ところが実際は、3月、4月とも各1万4000人にとどまっている。パソコンでNODを利用するには、無料の会員登録をし、見たい番組を1本105〜315円で選んで購入する(まとめ売りもある)のだが、「会員登録はしても、意外に番組購入のボタンを押してもらえない」(NHKオンデマンド室)という。[2009年07月06日 / IT media]