「Office12」が国内初公開、XML連携にかけるMS

office12


MSが「Office12」(開発コードネーム)を公開した。
キーワードは「協業」「結果指向のユーザーインタフェース」「データ可視化」
Googleの攻勢に焦ったMSがXMLベースのオープンソースのオフィスを開発と聞いていたが、今回が日本で始めての公開となる。

これにより、Office機能(Outlook等)がXMLベースとなり、Webサービスと連動出来ることになるので、ユーザーにとっては使い勝手が向上して良い。

スナップショットを見ることができます。Excel, Word, Access, PowerPoint

概略は以下の通り。。。

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Officeの各ソフトウェアとほかの業務アプリケーションとの連携。Office“12”のWord、ExcelPowerPointは新たにXMLをベースにした文書フォーマットを採用する。マイクロソフトはこのXMLベースのファイルフォーマット「Microsoft Office Open XML Format」をオープン仕様として標準化する考え。

Office “12”では、Wordは「.docx」、Excelは「.xlsx」、PowerPointは「.pptx」の拡張子が付く。これらのフォーマットは圧縮ファイルフォーマットの「Zip」をコンテナとして利用している。拡張子を.docxなどから.zipに変更するとフォルダとして展開でき、格納された XMLファイルを確認できる。格納されるXMLファイルは、文書プロパティ、コメント、ユーザー定義、スキーマ、画像、ビデオ、WordML、SpreadsheetMLなど。

Office “12”ではWebとの連携も本格化する。
Excelでは「Office SharePoint Portal Server」と連携し、Excelで作成したデータをサーバ上に出力できるようになる。Webブラウザを使ってアクセスでき、ブラウザ上でデータの計算なども可能。

PowerPointでは箇条書きなどの文書に対応したテンプレートを用意し、ユーザーが選択するだけで簡単に適用できるようにする。

また、Office“12”ではメニュー表示にタブを採用する。WordやExcelは多機能で、必要とする機能を見つけられないケースも多い。各コマンドをタブでまとめることで機能を見つけやすくし、ユーザーの利用を促進する狙いがある。タブのメニューを搭載するのは、Word、ExcelPowerPointAccessと、電子メールの作成画面などOutlookの一部機能。