iPhoneいよいよ発売

iPhoneの発売が目前となり、市場はその話題で加熱している。
John PaczkowskiAppleの株を取得したい方はiPhone発売前で無いと、$120以下で買える日はもう無くなってしまうとまで高い評価を与えている。

WSJのWALTER S. MOSSBERG氏のレビューを見るとスマートフォンとしての出来は非常に良いとの事。マイナス点は以下の通り:

AT&T独占契約の為、同社の電波が悪い地域の人は使えない。
WiFiが使える場所では問題無いが、AT&Tのネットワークスピードだと使い勝手の良さがフルに生かされない。
FlashJavaには対応していない。
拡張機能が無い。
・電池は外せないようになっているので、数年に一度、Appleに送り返して電池交換が必要。

それ以外の部分は非常に好評である。タッチパネルも最初の3日間は窓から投げたくなったが5日経つとTrioと変わらない位に使えるようになるらしい。。。

個人的に注目しているのは、このデバイスを使ったAppleの新ビジネスモデルの作り方だ。今までネットワークを保持するキャリア中心に携帯業界は動いて来たが、iPhoneによりこの構造が少し変化する可能性がある。AppleAT&TiPhoneの独占販売権および通話料金の一部をシェアされる方式で契約している。そして、iPhoneアクティベーションをiTuneで行う方式を取っている。従って、端末の販売リスクはAT&Tが負っているが、顧客情報という部分ではAppleが全て得ることになる。これにより、Appleはリスク無く、iPhoneを販売してそれを持つ顧客を全てiTuneを通して自社の他サービスに繋ぐ事が出来る。ブランド力あっての方式ではあるが、この方式は他のメーカーも参考としてくるだろうし、今後の流れがどう変わるか注目である。